私はもうすでに教員を辞めて、
違う仕事してるけど、
教員として身につけたスキルって、
他の職でも使えると思うことが多いです。
本当?
どんなスキルが役立つの?
例えば、
教員はコミュニケーション力が高くて、
人との関係を築くのが得意だから、
営業やカウンセラー、コンサルタント
などの職に向いてるんだよ。
このブログは、こんな人におススメです
- 教員をやりたいけど何年後かに転職したいと思っている
- 講師のままでいいのか悩んでいる
- これから教員になりたい人
講師とは?
講師とは教員免許をもっているが教員採用試験には合格していない非正規雇用の教員のことをいいます。
逆に教員採用試験に合格している正規雇用の人を【教諭】といいます。
講師には、教員採用試験合格を目指して講師になる人。
教員免許は持っているが教員採用試験は受けないという人がいます。
講師には「常勤講師」と「非常勤講師」があります。
常勤講師は教諭(正規の教員)と同じ仕事内容で、担任や部活動の顧問を任せられることもあり、生徒から見ると違いはわかりません。
お給料は月給制になりますが契約は1年契約なので1年ごとに学校が変わることもありえます。
一方非常勤講師は、授業のみを担当し、担任や部活動の顧問は基本的に任せられることはありません。
お給料は時間給になります。
授業をした分だけということになるので、夏休みや冬休みなどで授業がない時は給与がでません。
講師と教諭の違い
一番の大きな違いは、教員採用試験の合否です。
合格していれば教諭。
していなければ講師。
という感じですね。
講師の立場の君には責任能力がないので担任を持たせるわけにはいきません。
学校によってはこんなことを言われることもあります。
子供に対しての熱量は変わらなくても教員採用試験の合否で判断されるのは悔しいですよね。
あとは、常勤講師なら教諭と勤務状況も変わらないし、給与も月給制でボーナスもあります。
しかし、常勤講師は教諭とちがって給与が年齢ごとにアップすることはなく、一定以上で昇給がストップします。
さらに、常勤講師は退職金が1年ごとにでます。
若い頃は講師と教諭の給与の差はあまりありませんが、長い目でみると大きな差が出てくるでじょう。
講師のメリット・デメリット
メリット
- 期限が決められているので退職・転職を考えやすい
- 採用試験に合格していなくても教師として仕事ができる
- 学校現場のリアルが知れる
- 採用試験の面接対策が強力
デメリット
- 契約期間があるため慣れた頃に学校が変わるときがある
- 責任能力がないと思われる
- 体力の消耗が激しい
- 勉強時間が削られる
- 現場を知るからこそ夢を諦めることも
退職や転職を考えている人は、講師に向いていると思います。
採用試験に合格したいと思っている人には、勉強できないというデメリットはありますが、面接で学校現場での経験を語ることが出来るのは大きいですね。
講師になるには
教員免許を持っていて、採用試験に合格できなかったけど教師として仕事がしたいという人は【講師登録】を行いましょう。
まずは自分が働きたい自治体へ講師登録の申し込みをします。
それぞれの自治体で用意されている履歴書や必要書類などを指定された学校教育課などに提出します。
提出するとき、もしくは後日、講師登録担当の人と面接をして講師登録完了となります。
基本的に講師は、産休・育休・療養休暇などで正教員が抜けたところの人数不足の穴埋めとして声がかかります。
なので絶対すぐに働けるというわけでもありません。
自分で学校を選ぶということもできません。
教育課の方から「この学校が体育の講師を求めていますがどうですか?」と話が来るのでそこで判断しましょう。
講師の振り分けは年度末に行われることが多いので、講師として働きたいと思う人は年度末までに登録しておきましょう。
講師が教員採用試験合格が難しい理由
講師のメリット・デメリットでお話ししたように、常勤講師の労働時間が多すぎて勉強時間が取れないというところです。
自治体によっては常勤講師を何年か続けている人は1次試験免除などそれなりの待遇があります。
しかし、1次試験が免除になったところで避けられないのが筆記試験です。
面接でいくらいい点を取れてもこの筆記試験が合格点に達していないと不合格です。
その筆記試験を勉強する時間を、常勤講師にはなかなか取れないのが現実です。
1日働いて、クタクタな状態で帰ってから勉強する。
そして次の日も朝早く出勤する。
といったかなりハードな日々になるわけです。
なかなかそれを毎日続けるのは難しいですよね。
そんなのは言い訳だ!!
こんなことを言う人もいますが、本当に毎日そんな生活をしてられないのが現実です。
まとめ
講師と教諭についてお話ししました。
どちらも同じ先生であることは変わりありません。
講師でも全力で生徒に向き合っている先生はたくさんいます。
非常勤講師で時間をうまく利用されている人もいます。
それぞれの自分にあった働き方を見つけましょう。