私はもうすでに教員を辞めて、
違う仕事してるけど、
教員として身につけたスキルって、
他の職でも使えると思うことが多いです。
本当?
どんなスキルが役立つの?
例えば、
教員はコミュニケーション力が高くて、
人との関係を築くのが得意だから、
営業やカウンセラー、コンサルタント
などの職に向いてるんだよ。
今回はこんな質問をいただきました。
教員を辞めようと考えていますが、転職は厳しいと聞きます。
なんだかんだで、教員は社会から需要がないのかな~なんて思うと、なかなか退職に踏み出せません。
教員を辞める場合、次の仕事の探し方について、マスオさんはどのように考えていますか?
おすすめの転職先などありましたら教えていただけるとありがたいです。
今回は、教員を退職する前に考えておきたい、ボランティアの話をしていきます。
このブログは、こんな人におススメです
- 独身20代~30代で、近いうちに教員退職を考えている人
- 教員を退職するかどうか、悩んでいる人
- 教員退職を考えているけれど、退職後の生活が不安な人
教員退職後の転職は厳しい?
実際、教員だけを経験している人で、まったく違う職種に転職するというのは、
かなり厳しいです。おそらくほとんどの職種において、「完全未経験者」として扱われます。
少なくても待遇面が現状より良くなることは少ないです。
もっとも、今教員を辞めようと思っている人は、給与等の待遇ではなく、働き方そのものを変えたいと思っているとおもいますので、一概に待遇だけで判断できるものではありませんが..
私の場合、事業を起こしましたので、転職活動はしておりません。
現職の時から合法的に副業を行っており、事業による収入に一定の見込みがたったので退職しました。
現在は個人事業主を経て、法人化しております。
現職の時からの副業は、教員を辞めようとしている人にとって、おすすめのマインドセットの一つです。
教員のみならず、多くのサラリーマンの方にとって、自分で会社を起こすということはイメージが湧きにくいかと思います。
しかしながら、実際にやってみると、以外と簡単に、楽しく稼ぐことが出来ます。
※もちろん兼業禁止に抵触する恐れがありますので、行う際は注意と作戦が必要です。
私は教員を辞めようと考えている人で、他の職種への転職の自信がない方々には、
自分で起業することをおすすめします。
一口に起業といっても、無数の職種があります。
ブログやユーチューブで稼ぐ場合は資金はほとんど必要ありませんが、
店舗を構えて商売を行う場合は1000万以上の資金が必要となります。
いずれにせよ、いきなり新しい生活を迎える上で、お金はあるに越したことはありません。
さて、今回の本題に入ります。
今回は、
・教員を辞めて転職する人にも、
・教員を辞めて事業を起こす人にも、
・どんな仕事をするか決まってなくて、とりあえずブラックな環境から抜け出して、ゆっくりしたい人にも、
おすすめできるボランティアの話をします。
近いうちに教員退職を考えている人におすすめなボランティア
今もすでにサービス残業だらけなのに
これ以上にボランティアなんて、
したくありません。
そんな人にこそ、知ってほしい
「自分のため」のボランティア制度です
青年海外協力隊(現職教員特別参加制度)
結論ですが、「青年海外協力隊の現職教員派遣」制度を活用することです。
青年海外協力隊とは
開発途上国からの要請(ニーズ)に基づいて、それに見合った技術・知識・経験を持ち、「開発途上国の人々のために生かしたい」と望む方を募集し、選考、訓練を経て派遣する、日本政府のODA(政府開発援助)予算により実施されるJICAの事業です。
どんなことやるの?
いわゆる小学校の教員のように、学習全般や生活指導を行う「青少年活動」や、
専門科目、例えば「数学」教育や、「物理」教育。
他にも「バスケットボール」などのスポーツ指導、
安全、衛生的な活動を支援する「保健衛生」など、活動の種類は多岐に渡ります。
どのくらいの期間いくの?
原則2年間です
現職教員派遣制度の場合、事前研修3か月を含みますので、実質1年9か月となります
現職教員特別参加制度とは?
現職教員特別参加制度とは、公立学校、国立大学附属学校、公立大学附属学校、私立学校および学校設置会社が設置する学校の教員が「教員」としての身分を保持したまま青年海外協力隊へ参加する制度です。また、本制度は日系社会青年海外協力隊・日系社会シニア海外協力隊にも適用されます。
https://youtube.com/watch?v=lf-nW3RsmKg%3Frel%3D0%26showinfo%3D0%26start%3D1%26autoplay%3D1
ちなみに現職教員での派遣条件は下記の通り
- 参加資格は実務経験3年以上(県によっては5年の場合も)、20~45歳までの現職教員である事
- 応募には学校長の推薦が必要
- 参加は4月~6月まで事前研修、6月もしくは7月派遣で翌々年3月に帰国。4月に復職。派遣前訓練を含めて2年間なので、実際の派遣期間は1年9か月くらい。
なぜ、ボランティアなの?
ボランティアに派遣される2年間の間、日本での給与が満額支給され、かつ、現地での生活費、活動費も支給されるからです。
たとえば今年度限りで教員を辞める場合、来年4月からは当然教員としての給料は入りません。
3月に退職金はもらえますが、早期の自主都合の退職金は雀の涙です。
一方で、今年度のうちに、JICA青年海外協力隊に参加を決意すると、
1年後、教員としてラスト1年働きながら、各種の準備を進める
2年後、4月から学校を離れて事前研修、7月から現地で活動開始
3年後、年度末の3月まで活動継続し、帰国
もう今年こそ最後と思っていたから、
あと1年働くことも嫌です
なんて声も聞こえてきそうです
私の場合、青年海外協力隊には行っておりませんが、
次の道を見つけて準備を進めながら仕事をすると、これまでのストレスも感じにくくなり、時間が過ぎるのも早く感じました
今年度限りで退職する場合と比べて、
3年間分の給与はボーナスも含めてまるまる入ってきます
特に現地に派遣されてからは現地の生活費も別にもらえるので、給料はまるまる貯蓄することができます
年間の収入が600万としたら、1800万です
そのうち、1200万以上はほとんど貯蓄可能です
新しい人生を準備するにあたり、
資金面で余裕ができると心強いですよね
帰国後は教員を継続しないといけないの?
建前上はそうです
しかし実際は帰国後、教職を続ける人はあまり多くないようです
最初から辞める前提で参加しているか、
行った後で価値観や人生観が変わって別の道に進むことにしたか、
いろいろなパターンがあると思いますが、帰国後に退職する先生は結構多いようです
もちろん、教職に関係する仕事内容でのボランティアとなりますので、
行った結果、考えが変わって、帰国後も教職を続けてみよう
と逆に思うこともあると思いますし、それはそれでとてもいい判断・選択だと私は思います
※注意※
2018年まではJICAが各都道府県の教育委員会に、隊員の給料の一部を補填する制度がありましたが、実際に帰国後に退職する人が多いとのことで、廃止になりました
現在、社会保険料負担分などの一部のみ、JICAが負担するような制度に変わっております
実際に給料が満額支給されるかどうかは、各都道府県の教育委員会の判断となっています
JICAの方に聞いたところ、満額支給される県が多いとのことでした
まとめ
今回は現職のうちに参加するとメリットが多い
青年海外協力隊現職教員派遣制度について書きました。
教員を続けていこうか悩んでいる人
教員は辞めたいけど、その後の人生もはっきりと定まっていない人
にとっては検討して損はない制度かと思います
制度やボランティアそのものの詳しい内容については
別記事でご紹介できればと思います