教員の働き方

教員の保護者対応によるストレス。どこまでが教員の仕事なの?

マスオ

私はもうすでに教員を辞めて、

違う仕事してるけど、

教員として身につけたスキルって、

他の職でも使えると思うことが多いです。

本当?

どんなスキルが役立つの?

マスオ

例えば、

教員はコミュニケーション力が高くて、

人との関係を築くのが得意だから、

営業やカウンセラー、コンサルタント

などの職に向いてるんだよ。

このブログは、こんな人におススメです

  1. 保護者対応に困っている
  2. 保護者対応の仕方がよくわからない
  3. これから教職の仕事につきたい方

教員の保護者対応で受けるストレス

近年、教職員志望が減っている原因の一つが「保護者対応」です。

教員の仕事は子供たちの成長を促すことがメインです。


授業で各教科の勉強を学ぶことも大事ですし、これから大人になる子供たちが少しでも明るい未来になるように学校という教育現場で促すことも教員の仕事です。

でも、そんな子供たちと接する中で必ず関わるのが生徒の「保護者」です。

そりゃそうですよね。
小・中・高どれも皆未成年。
保護者が関わるのは当然です。


でも時に、生徒よりも保護者との対応に困らされたり、悩まされたりでストレスを抱えることもあります。

クレームによる精神的苦痛

「〇〇先生がよかった」「〇〇」先生はこんなことまでやってくれたのに」みたいな周りと比べられるようなクレームや、罵声を浴びせるようなクレームなどを受けることも。

そんなクレームが原因で精神を病む教員も少なくありません。
ただでさえ多忙な業務で疲労しているのに精神的苦痛まで受けると、立ち上がれませんよね。

どこまでが教員の仕事なの?

もうそこまで対応してたら本来の業務が手につかない!

ほんとはもっと子供たちに寄り添いたいのにそこまで手が回らない

なんてことがあります。

基本的に教員の勤務時間は8:15~17:00です。


しかし、実際の勤務状況は朝7:00に出勤して授業準備、夕方18:00に部活動終了(下校時間による)、その後成績処理や授業の準備、学級経営の準備など。

やることは盛りだくさんで、勤務時間を過ぎるのが当たり前です。
残業手当などはありません。

そんな多忙の中、生徒同士のトラブル、部活動でのトラブルなど、何が起きるかわからない毎日。

教員の仕事は一体どこまでやるべきなのでしょう。

学校外で起こるトラブル

教員はあくまでも学校の先生。
学校を出てからのことはどこまで関わるべきなのでしょう。

一番いいのは学校外のことは関わらないことです。

教員をしていた時こんなことがありました。

娘がラインで友達に悪口を書かれているんです!相手の子とその親と話がしたい!今から学校で話す場所を設けて、担任の先生もいてほしい!

電話がかかってきたのは午後7時。
もうすでに勤務時間過ぎてます。

午後8時に両生徒と保護者が来て、帰ったのは午後9時半。
部活動は午後6時までやっていたので、その日の業務に手をつけられないまま保護者対応。

保護者が帰ってから明日からその生徒たちの対応の相談。
授業の準備など。

残業代は出ないし、保護者対応への特別手当ももちろんなし。

本来の業務ができない状況になってしまうことがよくあります。

学校外での子供の管理、スマホの使い方などは保護者に任せましょう。

部活動指導

部活動への熱量は、それぞれの学校、部活動によって異なります。
しかし、ときにこんなことを言ってくる保護者もいます。

あの部活動は休日も休まず練習しているのに、なぜうちの部活動は熱心になってくれないのですか!

前の顧問の先生はもっとやっていてくれたのに休みすぎではないですか?なぜ朝練をしないのですか?

教員も人間なので比べられるようなことを言われても、困るし凹みます。
これでストレスを抱えることも少なくないでしょう。

教員の部活動指導はボランティアです。


全然経験したことのない部活動の顧問になるときもあるし、部活動に力を入れているから給与が上がるとかそんなものは一切ありません。

休日の日の部活動で少し手当がつく程度です。

そんな中でも、授業が終わって、下校指導した後に、勤務時間過ぎても部活動をして、それが終わってやっと自分の業務に取り組む。
というのを毎日やっているわけです。

そんな中でクレームを言われると、さらに疲労困憊です。

決められた活動の中で精一杯子供たちと向き合えることが出来れば、それでいいと思います。

ルールを破ってまでも部活動に力を入れるのは、間違いです。

モンスターペアレントといわれる保護者

学校に対して、自己中心的な文句を言ってくきたり理不尽なことを言ってくる親のことをモンスターペアレントといいます。

近年、モンスターペアレントという言葉は一般的な言葉になっています。

できれば教員だって生徒のために保護者とは良好な関係でありたいです。

しかし、学校側も保護者第一みたいな雰囲気になって保護者に対してなんでも言うことを聞いてしまうこともモンスターペアレントを生む原因の一つです。

トラブルにならない保護者対応

保護者対応のストレスはどうすれば減るんだろう?

保護者との関係をよくするにはどうすれば…

保護者と同じ目線になる

根本的に、トラブルになる原因は保護者とのコミュニケーションの行き違いです。

まずは相手の「子供がかわいい」という気持ちを受け入れ、不満を聞いてあげましょう。
誤解があったらそこはきちんと説明してください。

保護者の考えをまず理解し、同じ方向から子供のことを考え、発言しましょう。保護者への労いのことばも入れられたらより、いいかもしれません。

このコミュニケーションがそれぞれの保護者と取れていたら、その後の関係性はよくなるのではないでしょうか。

あくまでも、保護者第一ではなく、子供第一です。

教員同士のコミュニケーション

時に、攻撃的な保護者もいます。
保護者がエスカレートしたときに、もっと冷静に話せる術はなかったか、あったとしたら今後どうすればよいのか。

学校の複数の教員が知恵を出し合い、同じ意見をもって保護者対応することがいいでしょう。
1対1で話し合いが難しい時は周りの力を借りましょう。

何事も、一人では決して抱え込まない事が大切です。

まとめ

保護者対応での感じ方は様々です。

教員も人間です。たった一言でも傷つくこともあります。

プライベートまで影響する教員も多いです。

そんなとき、少しでも保護者対応がストレスにならないように、保護者に寄り添ってみる。周りの教員に協力してもらうなど。

一人で抱え込まないことが大切です。

マスオ

最後まで読んでいただきありがとうございました

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